医師への説明


これは代替療法を行うアメリカの医師が他の医師にあてた銅人療法に対する手紙、説明文を翻訳したものです。



銅人療法について


参加している医師たちに

 患者たちはあなたの意見を信頼して、あなたの提供するケアを享受しています。彼らが直面している病気の重みに関心を持っていると、患者たちはすべての伝統的、補完的な治療法のリスクと利点を比較検討しています。彼らはあなたの処方した治療に無害で、非侵襲的、高価ではない補強法を加える選択をしたことに対し、あなたが寛容に対処してくれたことに感謝するでしょう。


 我々医師は「よい科学者とは先入観や偏見にくらまされず、すべての可能性を考慮する」ことに同意します。我々は、多数の「不治」の病気を持っていることでわかるように、西洋医学は不完全であることを認めます。銅人療法という補完療法があります。これは健康を増進させますが、現代医学の治療に置き換わったり、遅らせることはありません。これは西洋医学と東洋の洞察との結合であり、多くの末期の病気や消耗性の疾患の治療に新しいアプローチを提供しています。銅人療法は生電気と体の自然な健康状態との同調の概念を導入し、ストレス軽減の必要性を強調しています。銅人療法家たちは医学を実践していないことに注目して下さい。彼らは診断や処方をしませんし、現代医学のアドバイスを妨害していません。彼らの大半はこの銅人療法で自分を癒やしたか、愛する人を癒やしてきました。


 我々は銅人療法がいくつかの以前は「不治」とされた病気、例えば難治性の癌、自己免疫疾患、ALS等を改善するか治してきました。私自身の母の不治の転移癌を含め、よくなったという事例報告がすでに何千もあります。他の人はエネルギーヒーリングの科学的な解釈に向けて実験モデルを作り再現可能なデータを構築しています。添付の「銅人療法概説」を読んでみて下さい。


 これを読み、「枠の外で考える」時間を割いてくれてありがとう。我々医師、あるいは我々の家族が重病に直面した時、そのセラピーが現代医学かどうかにかかわらず利点があるかどうかで判断します。我々は最大限の利点と最小限の害を提供する治療法を見つける必要性を理解し、尊重します。銅人療法で病気がよくなった人々はたくさんいます。


William C. Daly, MD
Internal Medicine
Clinical Faculty, Tufts University School of Medicine
14 Florence Street, Andover, MA 01810-3611
www.wdalymd.com



銅人療法概説


 銅人療法は身体に治癒力を差し向ける非常に的を絞った方法である。それは、西洋医学と東洋医学の補完的な原理を結合することによって、並はずれた結果を獲得でき、世界中で急速に広まっている。その人気は、西洋医学や東洋医学ではうまく対処できてない癌やその他の難病を癒すか、制御することに成功していることからきている。


 西洋医学は解剖学、生理学、神経学、生化学、細胞機能について洗練された知識を発展させてきた。体内の各器官の健康には、血液循環で輸送される栄養素の供給が必要であることを理解している。多くの器官は正常に機能するためには、ホルモンの刺激が必要である。他の器官は神経系を通して継続して電気的、化学的刺激を受けとるのをやめると病気になる。我々は肉眼でこれらの機能を見ることができない。それで近年、西洋の科学はこれらのメカニズムを観察、測定するツールを開発してきた。しかし、誰もほとんどの癌、退行性疾患、自己免疫疾患を含む多くの重病の原因を理解していない。そして、これらの大部分にはまったく治療法がない。


 東洋医学は、身体が健康を保持するためには、ある種のエネルギーがたえず供給される必要があることを理解している。各器官は電気的信号の自然な流れを必要とする。その必要な生電気のインパルスがブロックされると病気につながる。このエネルギーを測定するツールはまだ開発されていないが、多くの人々が、このエネルギーを感じることができ、その治癒力を示す研究が始まったところである。


 東西の医学には、体と心と治癒に関して矛盾しているが、補完的な知識がある。どちらのアプローチも、多くの難病によって例証されているように、単独で適切ではない。両方が人の全面を治療する治療体系の構成要素として必要であり、それによって身体がそれらの病気を癒すことが可能となる。銅人療法は西洋の科学と東洋の知恵を組み込んでいるが、単に2つの科学を足しただけではない。その癒しの力は、我々のだれもが、自然の中に観測されるもう一つの自然の傾向、すなわち共時性を利用することによって、大躍進をとげた。動物界は我々と同じようなある能力を示す。群れをなして飛ぶ鳥、あるいは群れをなして泳ぐ魚の完全に連動した動きは、視覚、音、におい、触覚、味覚などの通常の感覚で調整されてはいない。むしろそれは本能的な共通性による「脳波エントレインメント」によっている。群れ全体がぴったりと息があって動く。なぜなら、それぞれが群れの脳波エネルギーとパターンによってつながっているからである。同調への傾向は非生体系でも見られる。たとえば壁に並んだ2つの振り子時計が徐々に連動して動く現象がある。人間の脳には周波数追随反応がある。その主要な脳波パターンを外部刺激の周波数に変化させる傾向がある。瞑想している人々の脳波が、感覚的接触なしで、お互いに同期する強い傾向があるという研究がいくつか発表されている。


 カール・ユング博士、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン、アービン・ラズロ、ゲーリー・ズーカフは、潜在意識の人間連結性の進化する発達について、グローバルな精神や脳として述べている。人類学者として、テイヤール・ド・シャルダンは、細胞の発達から植物、動物、最後には人間まで地球上の生命の自然進化をたどってみた。そしてこの目に見える生物進化は、内的な知的な発達に進化し、現在、最終的には精神エネルギーのレベルでグローバルに発展する組織体になる。我々はすべて意識しているかどうかにかかわらずこの上向きのらせんの組織の一部である。銅人療法では、我々は健全な生電気のパターンと健康を支えるエネルギーのこの広大な貯蔵庫を活用する。そして、我々は、自然の同調性の傾向を利用して、病気の器官を銅人療法家の健全な生電気パターンと調和するようにもっていく。さらに重要なことは、それをより強力なグローバルな脳とのエントレインメントにもっていく。


 東洋医学は、身体には回復する生まれながらの傾向があることを理解しているが、それには上で述べた栄養素と刺激の正常な供給を必要とする。これは、ブロックが健康を支えている生電気信号の流れを阻止するので、多くの癌と他の消耗性疾患が起こることを示している。銅人療法家は、これらのブロックを除去するために働きかけ、育み癒やすエネルギーの正常な流れを回復させる。彼らはツールとして経絡人形を使用する。彼らは軽量の磁気ハンマーか他の方法で、意識の焦点を患者のブロックに対応する位置に合わせ、この経絡人形の特定のポイントを刺激する。そのリズミカルなタッピングは、ブロックを開放するために、療法家の潜在意識と患者の身体の対応する位置との結合を生み出す。この潜在意識のつながりは通路を形成し、病気の器官を健康な生電気信号とグローバルな集合的無意識の広大な治癒力とのエントレインメントに引き入れる。意識がそのプロセスを拒絶したり、妨害しなければ、健康は回復する。個々の療法家のアイデンティティは重要ではない。癒しの力はその療法家からくるのではなく、むしろ集合的に発展した環境から来るからである。


 銅人療法家をピアノ調律師だと想像してみよう。調律ハンマーが誤ったピッチのピアノ線をたたくと、それらは健康な集合的な周波数との調和に調整される。ピアノ線の実際の調整は、個々の叩く人によって達成されるのではなく、専門家の目に見えないコーラスのエネルギーによって達成される。受容状態にある受取人はエネルギーの変化を感じる。そしてさらに、臨床検査結果は通常よくなっているはずである。ほとんどの銅人療法家は、このようにして自分を癒してきたか、愛する人を癒やしてきている。そのような回復は強力だが、謙虚な体験である。銅人療法家は西洋医学や東洋医学で不治の人々を喜んで迎える。彼らは集合的な癒しの周波数と力の通路として単に機能している。彼らは癒された人の喜びと安らぎによって報いられる。


 エネルギー・ヒーリングは、中核レベルでそのエネルギーを受容していれば最も効果的となる。 多くの人々は、必死に治りたいと望んでいるが、そのような受容に安んずることができない。それは彼らの理解を超えたところにあるからだ。先入観のために様々なエネルギー・ヒーリングから効果を得ることが阻止されるかもしれない。しかし、我々が彼らの五感を超えて「見ること」を助けることができるなら、彼らは心を開き、癒しのエネルギーを受け入れることができるようになるかもしれない。多くの古代文化には、その洞察力があった。そして、何人かの現代の科学者と哲学者がそのビジョンに向かって取り組んでいる。


 人類の歴史の中で、太陽と星が地球の周りを回っていることを「誰もが知っていた」。約400年前まで、我々の仮定を超えて見通すツールを開発するまではそうであった。 我々は重力、他の形態のエネルギー、他のレベルの現実を決して見ることができないが、我々は確かにそれらの効果を測定できる。量子力学と素粒子物理学における発見によって、我々が三次元の時空で体験している現実は、ひとつの比較的小さくて移ろいやすい現実の領域にすぎないことを示されている。我々が五感で見ることができない他の現実があり、これらの領域は、我々が経験する領域の基礎となって、相互に作用している。複数の相互につながりのある現実の領域というこの新しいビジョンでは、我々の知的で霊的なエネルギーは、根底にある宇宙エネルギー場と相互作用している。それは、自己組織化されていて本来的に健康である。病気になるのは、我々の身体がこれらのより深いレベルの現実から切り離されたり、ブロックされるからである。宇宙には基本的な一貫性があり、それは我々が共時性として経験する時間の中にずっと存在している。もし我々が日常味わう現実と根源的で根底にある、不可視のエネルギー、現実領域と再結合し、再同調する通路を提供するなら、我々は三次元時空の「病的な現実」を根源的な自然の「健全な現実」との調和に引き戻すことができよう。物理学者ウィリアム・ティラー博士らは、人間の意志でそのようなコヒーレンスを呼び起こし、物理的な現実を変えることができるというモデルと反復可能な科学的な証拠をつくり出した。アービン・ラズロは、同様に高められた理解とビジョンを通して、自分達と我々の世界を改善する歴史的宇宙的な洞察を加えた。


 銅人療法は急速に広がっている。それは今、少なくともアメリカ合衆国の24州と少なくとも15の国で実践されている。 銅人療法の医学研究は2008年に発表された。265人の患者を対象に、マサチューセッツ州とコネチカット州の7つの異なった場所で、銅人療法の癌、自己免疫性、内分泌疾患、筋骨格疾患、その他の疾患に対する効果が評価された。89%の患者は銅人療法に対して効果があった。その中には多数の癌や、他の重病の治癒が含まれている。少し時間をとって、「The Tong Ren Healing Method: A Survey Study(銅人療法:調査研究) AM Sullivan, S Bauer-Wu, M Miovic, Complemenntary Health Practice Review,2008」を読んでもらいたい。

 西洋医学の医師や研究者は銅人療法にますます関心を示している。そして、ヒーリングクラスは現在、いくつかの西洋医学の施設でも行われている。銅人療法の有効性を示す科学的な調査は進行中である。


 中医学の治療家トム・タムは25年間以上も銅人療法を開発している。そして、彼は今も発展をし続けている。 トムは、ボストン(マサチューセッツ州)に済むヒーラー、鍼灸師、気功と太極拳の専門家、作家、詩人である。トムは銅人療法を利用して、何千人もの患者を癒し、何百人もの銅人療法家を養成した。彼らは世界中でこの治療技術を提供している。銅人療法は西洋医学の代替療法というより、むしろ補完療法である。銅人療法家は、病気の原因を診断するために、患者の医師に頼ります。彼らは医学を実践しない。病気の診断をせず、処方もしない。西洋医学の医師の助言に干渉もしない。治癒を約束することもない。彼らは患者を健康な宇宙エネルギーとの共振に招き、その結果、病気を癒やし、安定化させて健康を回復させる。銅人療法は医学の専門家と他のヒーラー、および健康を回復することを望む人々のために新しい地平線を開くであろう。


もっと情報を得るには、次のホームページを参照 www.TomTam.com

ウィリアム・C.デイリーMD、2010年11月 www.OCIHRF.com
OCI治療研究財団の西洋医学アドバイザー

1.W.A.ティラー(2007)の心霊エネルギーの科学: 第2のコペルニクスのスケール革命、(Pavior出版、ウォールナットクリーク、カリフォルニア。)

2. E.ラズロ(2008) グローバルな脳における量子シフト、新しい科学的現実がどのように我々と我々の世界を変えることができるか。(Inner Traditions出版、ロチェスター、バーモント)